ストーリー
雑誌編集部員の真由美は、日本画展の取材にて、一人の女性が見入っていた絵に引きつけられる。その絵は「魚濫観巫音」といい、見ていた女性は純子という刺青の彫師だった。観音を描いたその絵に魅せられた純子は、「いま一番彫りたい絵だ」と真由美に告げた。ある日、真由美は不倫相手に暴力を振るわれたところを、タケシというチンピラに助けられる。偶然にも、彼の背中には純子の彫った伐折羅の刺青があり、不思議な縁に運命を感じた2人は愛を育んでいくが、幸せな時間は長くは続かない…。組同士の抗争で、己の信念を貫いて命を失ってしまったタケシ。最愛の人の魂を刻みたい、と真由美は純子に「彫ってくれ」と頼む。純子は真由美の肌に「魚濫観巫音」を彫り始める。タケシの名を呼びながら、身悶える真由美。“刺青”は彼女を、そして人生を大きく変えるのだった…。

